カメラのような精密機器には雨は大敵です。「これくらいなら大丈夫だろう」と思っても、その水滴がカメラ内部に入ってしまい故障につながることもあります。それでも雨の日に撮影をしたい、でもカメラが壊れるのはさけたい。そこでおすすめのものがあります!
今回は大切なカメラを雨から守ってくれる「レインカバー」という商品をご紹介します。
雨の日でも撮影可能になるカメラ用レインカバーとは
カメラ用レインカバーとは製品名から想像できると思いますが、カメラ本体に防水または撥水処理が施されているカバーの中に、カメラを入れ雨から守ってくれる製品になります。
カメラ用レインカバーには側面から手をいれてシャッターを押すタイプや、袋型になっていて、そのまま操作できるタイプ等があります。
上が側面から手をいれるタイプ・下が袋型になっているタイプ
そのほかにもレンズのサイズにあわせたもの(標準の広角レンズやロングレンズ等)や簡易用(使い捨て)などがあります。
カメラ用レインカバーを選ぶポイント
素材
ナイロンやPVC(ポリ塩化ビニル)で作られているものが多いようです。
ナイロンは吸湿性が低く、水をはじくといいう特徴があります。また耐久性にも優れているという点があります。
PVC(ポリ塩化ビニル)は水を完全に遮断するので、防水という観点からいえば申し分ない素材です。一つ注意点として、プラスチックや塗装などに反応し、PVCに含まれているフタル酸が溶出することで、カメラとくっついてしまうおそれがあるので、長時間いれておくのはおすすめできません。(といっても数週間から数カ月単位で、カバーの中にいれっぱなしにしておくような場合の話であり、通常の使用では特に気にする必要はないと思います。)
操作にストレスがないか
カメラの操作性はとても重要です。
カバーをつけることで、液晶やファインダーの視認性が悪くならないか、AF/MF切り替えスイッチやモード切替などがついている場合、それらは押しづらくないかを確認しておきます。
最初はなかなか慣れない部分も出てくると思うので、実際に撮影する前に事前に練習しておくのがいいでしょう。
価格
Amazonを見ると1000円台のものから1万円を超えるものなど、だいぶ幅があります。
それぞれ用途にあわせた部分もあるので一概には言えませんが、目的はカメラを濡らさないということです。極端なことをいえば買い物袋(ポリ袋)をテープなどでつなぎ合わせて、それでカメラが保護されるのであれば本来の目的は達成してるのです。
カメラを雨に濡らさないということだけを考えるのであれば、必要以上に高いものは買わなくても大丈夫だと思います。
気をつけておきたいこと
レインカバーをつけていても、状況によって濡れてしまう場合もあります。
そんな時はなるべく早く水分をふき取るようにしてください。ただし、レンズを拭く際は注意が必要です。間違ってもタオルやティッシュでゴシゴシ拭かないようにしてください。レンズに細かいキズがはいってしまい、撮影に影響がでてしまいます。
濡れたレンズを拭くときはセーム皮など吸水性の高いもので、布を押し当てるようにして水分をふき取ってください。汚れが目立つ場合は、クロスにクリーニング液をつけてふき取るようにしてください。
あと今回紹介したレインカバーですが、検索する時は「カメラ用レインカバー」と検索してください。普通にレインカバーって検索すると、リュック用のレインカバーとかが出てきたりするので(^^;)
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