デジカメで撮影した時、データはSDカードに保存されますが、このデータをパソコンやスマホに移したい時、普通はSDカードをデジカメから取り出して、パソコンにさしてデータを転送。スマホに送る場合はメールやクラウドにアップロード、といった感じで移すと思います。
正直いってめんどうじゃないでしょうか?もっと簡単にデータを転送できないものかと思っていると、Wi-Fi付きSDカードというものがありました。このSDカード、カード自体にWiFi機能が搭載されており、無線でデータをスマホやパソコンに転送できるとのこと。
ということは、わざわざデジカメからSDカードを取り出したりしなくて良い!
これはとても便利だと思ったので、今回はWi-Fi付きSDカードについてまとめた記事をご紹介します。
Wi‐Fi機能付きSDカードを選ぶポイント
Wi‐Fi機能付きSDカードを選ぶポイント1:メモリタイプ
まずはWi-Fi付きSDカードがご自身の使っているデジカメに対応しているか確認する必要があります。見るべきポイントはメモリタイプです。
メモリタイプはSDカードの容量によりSD、SDHC、SDXCの3種類に分けられます。
・SD 2GBまで
・SDHC 4~32GBまで
・SDXC 64~256GBまで
そして、メモリタイプ別に使用できる機種の組み合わせが以下のとおりです。
SD→SD対応機種、SDHC対応機種、SDXC対応機種
SDHC→SDHC対応機種、SDXC対応機種
SDXC→SDXC対応機種
例を出すと、SDHC対応機種のデジカメではSDXCタイプのSDカードは使用することができないということです。
このあたりの部分は、ご自身のデジカメの取扱説明書などであらかじめ確認しましょう。
SDXC対応、SDHC対応などの表記があるはずです。
Wi‐Fi機能付きSDカードを選ぶポイント2:転送スピード
パソコン等への転送時のスピードは、転送するデータが少ない場合はそれほど影響を感じませんが、高画質な動画など、データが大きい場合や一度に送るデータが多い場合は影響してきます。
ワイヤレスで手軽に転送できても、あまりにも時間がかかるため、結局SDカードを直接さして転送したほうが早いから使わなくなった。というレビューも見られたりしますので、映像撮影の頻度が多い方は転送スピードの速いものを選ぶのがいいでしょう。
転送スピードの速さを確認したい場合はスピードクラスを確認しましょう。スピードクラスはクラス2からクラス10まで4段階のクラスがあります。数字が大きくなるほどスピードが速くなります。
・クラス2 読み書き時のデータ転送速度が最低2M/B
・クラス4 読み書き時のデータ転送速度が最低4M/B
・クラス6 読み書き時のデータ転送速度が最低6M/B
・クラス10 読み書き時のデータ転送速度が最低10M/B
Wi‐Fi機能付きSDカードを選ぶポイント3:自動転送機能
Wi-Fi付きSDカードには手動で転送を行うものと、自動で転送を行ってくれるものがあります。手動タイプはその都度転送するデータを自分で選ぶ必要がありますが、必要な写真だけ転送することができるため、必要なデータだけを送れるのが利点です。自動タイプでは自分でデータを選ぶ必要がないので手間がかからないという利点があります。その反面、不必要なデータまで送られてしまうということがあります。ここは使用する目的や使用する頻度などによって変わってくるので、ご自身の状況にあわせて選んでみてください。
ちなみに私の場合は、あまりマメな性格ではないので、自動で行ってくれるほうが合っている感じですね。写真の仕分けなんかもパソコンのほうが圧倒的に作業はしやすいので、それならとりあえずパソコンに全部つっこんどけ という考えです。(^^;)
Wi-Fi付きSDカード
Wi-Fi付きSDカード1:FlashAi東芝W-04 FlashAir
2012年の登場から5年、無線LAN搭載 SDメモリカードとして確固たる地位を築きつつあるFlashAiの第4世代目で、基本性能や無線転送速度を大幅に強化した商品です。
自動転送またインターネットが繋がらない環境下でもスマホなどと繋ぐことができます。
スピードクラスはクラス10に対応しており、転送速度は従来品の2.9倍とのことで、速さを全面にアピールしている印象です。
Wi-Fi付きSDカード2:ezshare
中国北京にあるLZeal Information Technology(ジアルインフォメーションテクノロジー)の商品で、こちらもスピードクラスはクラス10に対応しています。特徴としては、SDカードへの最大同時アクセス人数は5人となっており、例えば旅行先で撮影した映像をその場で、それぞれのスマホで見て楽しむといった使い方ができます。
コメント