2020年11月7日、朝日新聞DIGITALが、日本オリンピック委員会(JOC)の友添秀則(ともぞえひでのり)常務理事(64)が教授を務めた早稲田大学でパワーハラスメントを行っていたとする報告書を、早大の調査委員会がまとめていたとの記事を出し、世間の注目を集めています。
本人はパワハラを否定していますが、今年の10月に自己都合というかたちで早稲田大学を退職しています。
ことの発端
友添氏朝日新聞DIGITALではこう報じています。
友添氏が早大の理事とスポーツ科学学術院教授だった昨年11月に内部告発があり、早大が立ち上げた調査委が今年6月に学術院長に提出した。
2019年の11月に内部の告発により発覚したようです。今回被害を受けたのは、生徒ではなく学術院の教員2人と報道されているので、おそらく告発したのはこの教員2名だと思われます。
パワハラの内容
では、友添秀則氏が行ったとされるパワハラですが、実際なにをしたのでしょうか?
報告書の内容では
友添氏は学術院の教員2人に対し、地位に不安を抱かせたり、他大学での非常勤講師の職を辞するよう強いたりする発言をし、「悪質」と評価された。深夜のメール返信の強要や、昼食購入といった身の回りの世話の要求なども、優越的な関係に基づくパワハラと認定された。
内容をみると、個人的には十分アウトだと思いますが、パワハラを否定している本人からすると発破をかけたり、教育のつもりという感覚だったのかもしれませんね。しかしながら昼食買ってこいとか、深夜にメール返せとか、パシリとでも思っていたんでしょうか?何様なんでしょう(^^;)
少し偏見ですが、50歳以降にこうした価値観をもっている方は多いような気がします。そんな彼らからすればこのくらいで騒ぐなんておかしいという感じなのでしょうかね・・
友添氏も朝日新聞DIGITALの取材に対して、
「報告書は見ていない」としたうえで、「ハラスメントということはなかったという認識で私はいる。2人に対して精いっぱいやってきたつもり」と話した。退職については「いろいろなことに疲れたから」と説明した。
このように言っています。2人のためを思っての事でおこなったという認識らしいですが、第3者から見て問題があると判断されていることからも、友添氏の行ったことはアウトだと思います。
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